靴ブログ クリーニングT&Kです。

全て手作業にこだわり靴をクリーニングしております。靴クリーニングを文化にしたいっ!コメントいただけたら喜びます。

2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

【172】風合い重視仕上げ

補色仕上げと言っても仕上げ方が同じではありません。 革の状態や、元々の風合いや質感を観察しながら、 適切に仕上げていきます。 もちろんお客様の要望で風合いがなくなってもいいから、 スレやキズが目立たないようにしてほしいとおっしゃる方もいます。 …

【171】お気に入りを長く履くために

皆さんにはお気に入りの靴、ありますか? 誰でも1足や2足、ここぞという時に履きたい靴があると思います。 限定のモデルや、奮発した値段の高いものなど人それぞれです。 では、その靴は1年で何回履きますか? お気に入りで大切に保管しているから汚さな…

【170】サンダル

毎日暑いですね。 サンダルを履いて出かける人を良く見ます。 サンダル、涼しくて気持ちいいですよね。 サンダル、きちんと履けていますか? 足を固定するパーツが通常の靴より少なくなっているので、 足をしっかり固定できていない履き方をしている人が多い…

【169】無事に

なんとか7月23日に柏モディのオープンを果たすことができました。 連休中は私もお店に立ちました。 アロマの好きなお客様が 「靴のクリーニングもやってるんだあ」とつぶやく姿が見られて、 興味を待った方が話を聞いてくれたりして、 徐々に靴、バッグのク…

【168】やっぱり!

梅雨も明け、やっぱり多くなってきました。 「カビ」の靴、バッグ! ホントに学校の義務教育に靴、カバンの保管方法を教える授業を取り入れてほしい。 特に日本は湿度も高くなるから油断してるとすぐカビます。 そのまま放置しとくと身体にも害を及ぼすし、 …

【167】お知らせ。

この1か月ほど毎日ツイッターでお知らせしていますが、 今週末7月23日(金)にT&Kとしての新店がオープン致します。 奇しくも東京オリンピックの開会式と同じ日という記憶に残る日に オープンとなります。 正確には「アロミックスタイル」というアロマ専門店…

【166】リゾート気分

梅雨も明け、本格的な夏が始まりました。 そんな暑い夏にぴったりの靴が「エスパドリーユ」です。 名前はよく聞くけどどんな靴だかよくわからない人も多いと思います。 リゾート地や夏によく履かれる靴で、 靴底はジュート(麻)を編み込んだ縄でできている…

【165】シカ

シカ(ディア)革について紹介します。 メスの鹿の革のディアスキンですが、 日本に馴染みのある素材で古くは弥生時代から武具に使われていたそうです。 特に足袋の素材として重宝されていたようです。 特徴としては、 レザーのカシミヤと言われるほど、とにか…

【164】スニーカークリーニング

ハイブランドの靴でも多いのがLouis Vuittonです。 モノグラムのものは現実的に補色して仕上げることができないのですが、 それ以外のものであれば補色できます。 ビフォー ベロの部分はモノグラムなので補色仕上げはできませんが、 つま先のスレなど、くす…

【163】ブーツクリーニング

革靴で気になるところと言えば、色落ち、色あせです。 せっかくオシャレして出かけたいのに靴が色あせていたりすると、 それだけで気持ちが下がります。 そんなブーツのビフォーアフターを紹介します。 ビフォー 少し白っぽくなっていてくすんだ印象がありま…

【162】次亜塩素酸水について

靴クリーニングの最大の強みは靴内の「除菌消臭」であると考えています。 靴表面のクリーニングであれば、専用のクリーナーも市販されていますし、 革であれば靴磨きに出してピカピカにすることができます。 でも内部まではなかなかクリーニングすることは難…

【161】あなたの靴、臭くないですか?

湿度の高い日が続きますが、お元気ですか? 同じ靴、毎日履いていませんか? 足は一番汗のかきやすい器官なので、自分が想像する10倍は汗をかいていると思ってください。 相当靴が臭っているはずです。 残念ですが、クリーニングでは革靴やスニーカーより…

【160】ヒモありかヒモなしか

靴と足をフィットさせるためにあるのが靴ひもです。 元々は脱ぎ履きのたびに靴ひもを解いて、結び直すものでした。 ですが日本では室内に入るときなど靴を脱ぐ習慣があるので、 靴ひもの結び直しが煩わしいことがあります。 近頃はひもの無いスリッポンタイ…

【159】靴の価値

靴の価値ってどこで決まると思いますか? この場合の「価値」は、希少性とか、誰か有名人が履いたモデルとかの価値ではなく、 靴自体の履き心地や安定感などの実際に履いて歩くときの「価値」です。 それは、 カカトです。 地面に接着する方の靴底のカカトで…

【158】エイ

エイ革について紹介します。 魚のエイの皮を使っており、英語ではスティングレイと言います。 またフランス語ではガルーシャといい、 エイ革をスティングレイやガルーシャと呼ぶのが一般的です。 エイ革の歴史は古く、紀元後2世紀から6世紀にかけて勃興し…

【157】バッグ補色

バッグの補色仕上げのビフォーアフターを紹介します。 ビフォー 特に角のスレが目立ちますね。 フチ部分のスレも気になります。 装飾品もたくさんついているのでそこに塗料が付かないように気を付けながら補色していきます。 アフター かなり見違えましたね…

【156】カバンクリーニング

今回はムラやカビ痕が目立つカバンの仕上げビフォーアフターを紹介します。 ビフォー ベージュの明るめな色なので少しの黒ずみや色ムラも目立ってしまいます。 マチがないタイプのバッグで折り目も付きやすくなっています。 アフター カビ痕の黒ズミも色ムラ…

【155】足元を見てわかること

靴だけを見てどんな人が履いてるのか妄想することがよくあります。 答え合わせをしたことはありませんが。 例えば、一度にハイブランドばかり何足も依頼する人は、 性格まではわかりませんが、 靴に香水の匂いが染みついていたり、 タバコ臭いものが多い気が…

【154】リユース

サステナブルという言葉がなじみになりつつありますが、 サステナブル商品がもてはやされるのはちょっとズレていると思っております。 靴やバッグに関してもサステナブル素材を使ったモデルが出てきていますが、 どうなんでしょうか。 本革はもともと初めか…

【153】スベる

スベるの、嫌ですよねー ここ何日かスベりやすい日が続いていますね。 ということで足元が滑りにくい靴底を紹介したいと思います。 一言で滑りにくいと言っても、 ソールの形状や材質で、 適する路面が違うので、 靴選びを間違えると滑りにくいどころか逆に…

【152】ハイブランドだからと言って

バッグクリーニングではほとんどがハイブランドのバッグや財布が依頼されます。 Louis Vuitton、CHANEL、Hermès、PRADA、CELINE、GUCCIなどなど、、、 どれも普通には買えないくらいの値段のものですが、 クリーニングに関しては、あまり関係ありません。 高…

【151】シャーク

今回はシャーク(サメ)レザーに付いて紹介します。 特徴はこの独特のシボ感のある表面です。 サメは魚なのでサメ肌の所以となる硬い鱗を一枚一枚手作業で外しています。 そして同じ個体からとれる革でも切り取る場所によってシボ感が全く異なります。 溝が深…

【150】色あせ仕上げ

茶色のビジネスシューズのビフォーアフターを紹介します。 before かなり色あせと水染みが進んでいて、これだと印象はかなり悪く映ってしまいそうです。 この靴を履いていろんなところに行ったんだろうなと感じる一足ですね。 after 特に色あせやシミの濃か…

【149】パンプス補色

今回は補色仕上げのビフォーアフターを紹介します。 今回は雨染みの濃いパンプスがありました。 before つま先にかなり濃く雨染みが出来ていますね。 つま先の濃い部分だけを補色すればいいわけではなく、 補色した部分、そのままの部分があると色味に差が出…

【148】要注意!!!

news.yahoo.co.jp 近年まとまった雨が降る日が増えてきて、 靴を守るために撥水スプレーをかけてから外出する人も多いと思います。 何度か記事にもしましたが、 shoestandk.hatenablog.com 改めて皆さんの身を守るためにお知らせします。 撥水スプレー、防水…

【147】下駄箱掃除

下駄箱:靴などの履物を収納するための家具。靴箱ともいう。シューズボックスともいい間取り図などではSBをあてる 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 下駄箱は玄関にありますが、靴の長期収納には全く向きません。 玄関は、 湿気が溜まり…