前回クリーニングを受け付けられない状態の例をいくつか挙げた記事を書きましたが、
クリーニングの前にそこを皆さん自身でチェックしてもらうと無駄がありませんので簡単にチェックできるところを紹介します。
まずは靴全体をみてキズや剝がれがないか確認してください。
それの傷み方によって合皮かそうでないかが分かります。剥がれ箇所を擦ってみてボロボロ崩れてしまったらそれは合皮が傷んで劣化しているということになります。
特に歩くときに曲がるところ、履きジワになるところが傷みやすいです。
合皮が劣化しているとクリーニングしても悪化させるだけなのでキャンセルとなってしまいます。
合皮は劣化するとビニールのような感じで剥がれていきます。
こちらも剥がれるまではいっていませんが洗浄で悪化してしまう可能性があります。
表面は革でも内側は合皮でできていることが非常に多く、特にかかと部分、中敷きが履いていくにつれて傷みが出やすくなります。
ブーツやパンプスに多く見られます。
左足かかと内側部分です。ひび割れているのが分かると思います。
あとは素材変質です。
具体的にいうと【黄ばみ】です。
黄ばみは自分で靴を洗ったときに乾燥後に出るものはすすぎ残しの洗剤(アルカリ性)が日光による紫外線と反応して起きているで素早くクエン酸や酢を混ぜた水につけてすすぎ直せば洗剤のアルカリ成分を中和してキレイになる可能性があります。ですがすべて取り除ける可能性は非常に低いです。
すすぎ残しによる黄ばみは対処する方法が一応ありますが、経年劣化による黄ばみはどうしようもありません。こちらは紫外線の当たらないところに置いてあっても経年で黄ばんでしまうのでもう手の施しようがありません。
つま先の黄ばみです。白の靴では黄ばみのリスクは避けられません。
現状、改善する方法はありません。
以上2点ご自身でチェックできる傷みの紹介です。
問い合わせの際の参考にしてください。
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