スニーカーを履いて歩いているとベロが足の外側にズレていってしまうことありませんか?
なぜだろうと思って調べてみました。
まず靴のベロは足と靴のフィット感を高めたり、泥汚れからの保護、スムーズな脱ぎ履きのためにあります。
本来、靴は一回一回靴ひもを解いて脱ぎ、履くときに靴ひもを結び直すものですから。
私はそんなことほとんどしませんが。
これは右足の骨をカカト側から見た時の図です。小指側に骨が積まれているのが分かると思います。
人は歩くときにカカトから地面に着きます。次に小指の付け根が着いて最後に親指で地面を蹴って前に進みます。
足の内側には土踏まずがありますから、若干足が内巻きになって歩いていることになります。
靴のカカトの減り方が外側から減っていくのが正しいというのもこのような足の運びをして歩いているからです。
足の骨の頂点になる部分が足の内側にあります。ご自分の足を見るとわかりやすいと思います。
つまり足の頂点は靴のベロの真ん中よりも内側に当たることになります。そして歩くときにカカトから設置して小指側から内巻きに足が動くので若干ですが少しずつ外に外にベロが動いていくことになります。
さらに一般的に日本人は足の甲が高い傾向にあるので歩くときにベロがどんどんズレて行ってしまうのではないかという結論になりました。
骨格と歩き方の問題なのでズレないようにするのは困難です。
きつく結んでもズレるときはズレます。いろいろ対策を調べてみましたが、アッパーに直接縫い付けてベロと一体化させるという方法もありましたが、たぶん脱ぎ履きがしずらくなっちゃうんじゃないかなと思いました。
日本のブランドのアシックスには日本人の足の特性を考えて、「スプリットタン」というベロが分かれているスニーカーがあります。
靴のベロがズレてしまうのはもう仕方がないことだと説明してしまいましたが、何か有効な対策法をご存じの方いましたら是非教えてください。
今のところ有効なのはズレたらその都度直す。しかありませんので。
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