男女問わず人気のスニーカーブランドと言えば、コンバースは最初か次くらいにはあげられると思います。
主にキャンバスでできており、ストレス無く履けて、どんなファッションにも合うスニーカーとして人気です。
クリーニングでも依頼されることが多いブランドです。
ですが、日本の靴屋さんで売られているコンバースは海外のものと違うのをご存じでしょうか。
簡単に説明すると、日本でコンバースの商品を扱っているのはコンバースジャパンという会社で、アメリカのコンバースはナイキの傘下にいるので全くの別会社となっています。
元々のコンバースは2001年に倒産しており、その時に日本の伊藤忠商事が資本参加しコンバースジャパンを立ち上げました。
日本以外の海外のコンバースはナイキが買収し、傘下に入りました。
日本でナイキ傘下のコンバースが流通するとコンバースジャパン的に困るので(全くの別会社の商品なので)、伊藤忠商事は海外製コンバースの輸入を差し止める訴訟を起こしこれに勝訴しました。
CONVERSEシューズの輸入に関する件
2011年8月
今般、東京税関において、CONVERSEシューズに関する輸入差止申立てが受理されました。
これにより、今後全国の税関においてCONVERSEシューズの輸入は差し止めの対象となりますのでご注意いただきますようお願い申し上げます。
なお、知財高裁平成22年4月27日判決によって確定しておりますとおり、日本国内の商標権者による許諾を得ていない、海外のCONVERSE商品の輸入に関しましても、日本国内の商標権を侵害することになります。
私共は、今後も引き続き、CONVERSEブランドの維持・発展のために、必要な措置を講じていく所存です。コンバースジャパン株式会社
CONVERSEシューズの輸入に関する件 | CONVERSE コンバースオフィシャルサイト
日本ではコンバースジャパンのものが正規品で、海外製のコンバースは商標権を侵害している商品、つまりニセモノ扱いになるということです。
営利目的でアメリカからコンバースを持ち込もうとすると税関で没収される可能性があります。
ヒールパッチに"MADE IN USA”の文字が見えると思います。
こちらは"MADE IN JAPAN”
ちなみに廉価版の一番安く手に入るモデルはブランド名のみが入っています。
細かく見ていくと3者それぞれ違いがありますがかなりマニアックになるので興味のある人は調べてみて下さい。
以上です。
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