梅雨が始まり、外出の際に靴が濡れてしまうことがあると思います。
真夏になるとゲリラ豪雨もあり、大型の台風が9月10月になっても来るようになりました。
しっかりと対策を取って雨の日用の靴を準備したり撥水スプレーをかけたりすれば大丈夫だと思いますが、雨の日は靴が濡れがちになります。
濡れてしまったときは当然しっかりと乾燥させなければなりませんが、その時の注意点があります。
それは、ドライヤー等熱風を当てないこと、そして直射日光を避けることです。
靴種問わず同じことが言えます。
革にとって、高温と水分は大敵です。
革は1度水分を含むと皮革構造がバラバラになります。それを元に戻すためにはじっくりと乾燥させていくことが必要です。
直射日光に当ててしまうと急激に乾燥するので革靴や革のカバンだとヒビ(クラック)が入りやすくなります。
皆さんはお風呂上りに熱風で身体を乾かしませんよね?
乾いたタオルで身体の水分を拭き取ると思います。
そしてお風呂上りには化粧水などを塗る人もいると思います。
ずっとお風呂に使っていると手足の皮がぶよぶよになると思いますが、それも人間の皮が水分を含んで肌の構造が変わっているからです。
では、私たちが実際に丸洗い後にどのように乾燥させているかを紹介したいと思います。
工場内に乾燥室を作って、半日以上かけて乾燥させます。
その時に扇風機を使って空気を循環させて靴を乾かしていきます。
ブーツのような筒の長いものは靴の中まで風が入りやすいようにシリコン製のキッチンシートを丸めたものを使っています。
最後に実際に靴の中に手を入れて乾いたのが確認出来たものを仕上げていくという流れになります。
ご家庭で靴やバッグを乾かしたいときにも、扇風機を使って乾かすということはできます。決してドライヤーは使わないでください。
1度割れてしまったら修理しても元には戻りません。
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