靴、自分で洗っている人、いますか?
子どもの上履きとかではなく、自分の普段履いてるスニーカーとかです。
洗ったことのある人は割と多いのではないかと思います。
ネットでも自分で洗う方法とか、たくさん出てきますから。
でも、うまく洗えたという人は多くないのではないかなと思います。
特に白い靴(キャンバス素材)の場合です。
白い靴において、避けては通れないのが「黄ばみ」です。
白だと少しの汚れも目立ちます。
黄ばみはいくつかの原因があります。
経年劣化による素材の変質による黄ばみ。
酸化防止剤による黄ばみ。
洗剤の残留による、紫外線との化学変化で起こる黄ばみです。
自分で洗うことによる黄ばみは洗剤の残留によるものがほとんどで、
そうなってしまうと元に戻すことはほぼ不可能です。
依頼でも、自分で洗って黄ばんでしまったというものが多く寄せられます。
特にこれから、季節が変わっていくにつれて白いスニーカーを履きたくなると思います。
ですが、こちらをご覧ください。
洗剤のすすぎ残しで、洗剤が紫外線に反応したことによる黄ばみです。
かなり変色してしまっていますね。
こうなってしまうと元の色には戻せません。
リスクなしで元の色に戻せる方法を見つけた人はノーベル賞をもらえると思います。
こうならないためには、
しっかりすすぎましょう!
靴を洗う時に大切なのは、汚れを落とすことよりもしっかりすすいで、
洗剤を靴を残さないようにすることです。
洗う時間よりもすすぎに時間をかけましょう。
クエン酸を溶かした水につけておくのもおススメです。
洗剤のアルカリ性にクエン酸の酸性が中和させてくれるので黄ばみを抑えてくれます。
そして、すばやく水気をふきとり、室内で扇風機やサーキュレーターの風を当てて乾燥させましょう。
これで黄ばみが出るリスクを7割抑えられます。
ここまでやっても黄ばむときは黄ばみます。
それくらい白い靴は難しいです。
我々も洗ってもリスクのなさそうな靴しか白い靴は受け付けられません。
半分くらいは依頼をお断りさせてもらっているのが現状です。
白い靴は春、夏にぴったりの靴ですが、消耗品と割り切って履いたほうが良いかもしれません。