こんにちは。
靴を洗う、靴を洗いましょうと毎日言っていますが、
普通は靴(革靴)は水洗いできません。
ではなぜ靴を丸洗いできるのか?
本来、革というのは、コラーゲンなどのタンパク質でできています。
人間の肌と同じようにこのタンパク質がなくなっていくと乾燥したりシワになって行きます。
特に風呂上がりは化粧水や乳液を塗るのが大事ですが、肌が濡れることにより皮膚の構造が崩れてバラバラになっているのを整えるために塗っています。
それが靴でも同じことが起きています。
雨の日に濡れた革靴やブーツをそのまま放置していてカチカチになってしまった経験のある方は少なく無いと思います。
それは革が水分を含んで皮革構造が崩れたまま水分も流れ出てしまっているからで、皮革構造が崩れたまま乾くことで固くなってしまうのです。
人間の肌は弱酸性で、革も同じ弱酸性です。
そんなキャッチフレーズの商品ありましたね。
そして、なぜ水洗い厳禁な革を洗えるかというと
素肌と同じ弱酸性の洗剤を使っているからです。
さらに革のしなやかさを補う栄養も入っています。
ですが、主に汗や、皮脂汚れというのは酸性で、あまり相性が良くありません。
正直汚れ落としの面で言うとあまり良くないです。
なので、弱酸性の洗剤とアルカリ性の洗剤を使い分けてクリーニングしています。
アルカリ性洗剤は黄ばむリスクを孕んでいるのですすぎ、乾燥に注意しながら洗浄します。
弱酸性の革専用洗剤を使うことで、革靴の柔らかさを損なうことなくクリーニングができますので、革靴を日常的に履く方、バイクが好きでブーツを良く履く方、ゴルフシューズなんかもよく依頼されますので、そういった靴をお持ちの方は靴内の除菌消臭もしっかりできますので定期的にクリーニングされることを強くお勧めします!