お疲れ様です。
革物は時間が経つにつれて色味が落ちていきます。
直射日光に当たったり擦れによっても色は少しづつ落ちていきます。
もうほとんど元々の色味がわからないような状態での依頼になると、
色味の残っているだろう箇所に合わせて補色していきます。
今回はそんなバッグのビフォーアフターを紹介します。
相当長い期間の使用により元々の色味がわからない状態での補色仕上げを依頼されました。
キルティングのように縫い目が入っているので、補色の際に塗りつぶすことを承知して頂いて補色していきます。
アフター
あそこまで退色してしまうとある程度補色者の想像で調色しなくてはいけないため、
この仕上がりで果たしてお客さんは満足してくれるのか不安です。
作業前にしっかり見た目のイメージはクリーニング前とは大きく変わる事も説明しています。
でも補色前よりかは補色した方が見栄えはいいのではないかと個人的には思います。
ただ、いろいろなお客さんがいらっしゃるのでこの仕上がりがどうなのかはお客さんし次第です。
みなさんも何年も使っていて色褪せてしまったものがあったときはこんな感じのイメージで仕上げますので参考にしてください。
要望があれば出来るだけ対応致します。