お世話になっております。
革靴やブーツは手入れすれば一生履けるとよく言われますが、確かにアッパーは本革を使用していれば裂けたりしない限りは長い間履けるかと思います。
ですが、ソールは別です。
靴の中でも一番汚れる部分ですし、雨で濡れる事も有りますし負荷は常にかかります。
ですのでソールは定期的にチェックする必要があります。
特に長期間履かずにいたものを履くときには注意が必要です。
こちらはRED WINGのソールですが、バキバキにひび割れしているのがお分かりでしょうか。
ソールが加水分解してしまいボロボロに崩れる寸前の状態です。恐らく履いたらどんどんと崩れてしまうでしょう。
ブーツに使われるようなソールでもこのように加水分解してしまいます。
加水分解とは簡単に言うと化合物質が水を含むことで分解してしまう事です。
合成樹脂(ポリウレタン、ウレタンゴム)や靴の製造で使われる接着剤も水分によって分解が起きます。
ソールが壊れなくてもアッパーとソールの接着剤がボロボロになり剥がれ落ちるという事も有ります。
たまに道端にソールが落ちてるのを見かけることがあるかと思いますが、
これはそう言う事です。
特に道が高温になる夏によく見ますね。
長期間履かなかった靴を履くときには忘れずにチェックしましょう。
今回は以上です。
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