shoesTandKの日記

全て手作業にこだわり靴をクリーニングしております。靴クリーニングを文化にしたいっ!コメントいただけたら喜びます。

【187】河馬

エキゾチックレザーの中でも特に希少なカバ(ヒポポタマス)革を紹介します。 質感や見た目はゾウ(エレファント)革に似ている素材で、 一時はエレファント革の流通が制限されたときに代用品として流通したことがあるそうです。 ですが、ゾウと同様にカバも…

【186】丸洗いのみでもここまで仕上がります

これまでいくつか実際のクリーニングのビフォーアフターを紹介してきましたが、 どれも「最適仕上げ」というコースでの仕上がりを見てもらっていました。 今回はその最適仕上げの付いていない、「丸洗いのみ」のコースでの仕上がりを見ていただこうと思いま…

【185】今すぐやめましょう

何を? かというと「靴のカカトを踏む」ことです。 先日検品していたところこんな靴がありました。 カカト部分の写真なのですが、 グチャグチャに型崩れしてしまっています。 PRADAのスニーカーをカカトを踏み潰して使っていますね。 これを見たときにとても…

【184】バランスチェック

最近カカトについての記事を見たのでまとめます。 履いている靴の削れ方である程度自分の身体のバランスがわかります。 正常なカカトの削れ方は 「真ん中から少し外側が削れている」状態です。 なぜかというと足は通常歩くときに小指側から着くからです。 小…

【183】黄ばみについて

スニーカーについて多く問い合わせがあるのが、 「ミッドソールの黄ばみ」 についてです。 スニーカーはミッドソールが白のものが多く、 ここがキレイか否かでファッション全体の清潔感にも影響します。 ヴィンテージ感が出てオシャレに見えるという部分もあ…

【182】カビ

カビの靴。 ヒジョウに多いです!!! コメントで、 「カビが生えてしまったのでカビをアルコールで引き取りましたが、またすぐに生えてしまったのでなんとかキレイにしてください」 という方が多いです。 でも、カビはそんなに簡単なものではありません! …

【181】革が濡れると

Q.革が濡れるとどうなりますか? A.硬くなります。 Q.では、なぜ硬くなってしまうんでしょうか? それは人間の肌と同じように革も考えるとわかりやすいです。 人間の肌も、ほかの哺乳類から取れる革も弱酸性でできています。 つまり、革製品の手入れも人間と…

【180】バッグ仕上げ

今日はクリーニングの紹介です。 バッグのクリーニングですが、 かなり使い込まれていてスレが大きくなっています。 色は元々濃い紺なのですが、 スレてグレーっぽくなっている個所もあります。 ビフォー アフター かなり近い色で補色したので新品に近い感じ…

【179】歩きやすい靴

歩きやすい靴にはいくつか特徴があります。 もちろん足の形は人それぞれなので、 この靴が歩きやすいと一概には言えませんが、 靴を選ぶときの参考にしていただけると幸いです。 まずは 靴を見たときに、「つま先が反っている」 特にランニングシューズに多…

【178】塩吹き

前回靴が濡れてしまった場合の対処法を紹介しました。 shoestandk.hatenablog.com 濡れてしまうとシミだけでなく、 こんな状態になってしまうこともあります。 「塩吹き」という現象です。 これは革製品によく起きるものですが、 皮を革になめすときに皮が腐…

【177】雨に降られてしまったら!

ここ何日か雨の日が続いて、ゲリラ豪雨も多くなってきましたね。 急に土砂降りに遭って靴や服がびしょ濡れになってしまうこともあると思います。 靴が濡れてしまったら、最低でも付いた水滴は拭き取りましょう。 そのままにしておくと点々のシミになってしま…

【176】イージーブースト350v2

今回は一時ブームになり、いまなお根強い人気のスニーカー、 イージーブースト350v2のクリーニングを紹介します。 ビフォー つま先に黒ズミが目立っていますね。 アッパー全体が柔らかい布素材なので汚れがしみ込みやすいです。 特に白なので少しの汚れも目…

【175】実際の仕上げ

実際にクリーニングの仕上げで、 やっていることをいくつか紹介します。 まずは靴の内側を洗浄するときに靴と中敷きの間に ホコリなどのゴミが詰まっていることが良くあります。 皆さんの靴も見てみて下さい。 想像以上にゴミが詰まっているかもしれません。…

【174】お知らせ!

先週、7月23日に柏にてお店をオープンさせましたが、 実は、もう1店舗立て続けにオープン致します! 8月6日(金)に越谷レイクタウン店をオープン致します! 越谷レイクタウンと言えば広大な敷地面積を誇り、 イオンの中でも来場者数がダントツで多い店…

【173】ラクダ

ラクダ革(キャメルレザー)の紹介です。 ご存じの通り、ラクダは砂漠にいる動物です。 昼間は酷暑、夜は極寒という非常に過酷な環境で生きるラクダからとれる革は、 身を守るために革の繊維が牛革よりも詰まっており非常に耐久性が高いです。 ラクダの身体は…

【172】風合い重視仕上げ

補色仕上げと言っても仕上げ方が同じではありません。 革の状態や、元々の風合いや質感を観察しながら、 適切に仕上げていきます。 もちろんお客様の要望で風合いがなくなってもいいから、 スレやキズが目立たないようにしてほしいとおっしゃる方もいます。 …

【171】お気に入りを長く履くために

皆さんにはお気に入りの靴、ありますか? 誰でも1足や2足、ここぞという時に履きたい靴があると思います。 限定のモデルや、奮発した値段の高いものなど人それぞれです。 では、その靴は1年で何回履きますか? お気に入りで大切に保管しているから汚さな…

【170】サンダル

毎日暑いですね。 サンダルを履いて出かける人を良く見ます。 サンダル、涼しくて気持ちいいですよね。 サンダル、きちんと履けていますか? 足を固定するパーツが通常の靴より少なくなっているので、 足をしっかり固定できていない履き方をしている人が多い…

【169】無事に

なんとか7月23日に柏モディのオープンを果たすことができました。 連休中は私もお店に立ちました。 アロマの好きなお客様が 「靴のクリーニングもやってるんだあ」とつぶやく姿が見られて、 興味を待った方が話を聞いてくれたりして、 徐々に靴、バッグのク…

【168】やっぱり!

梅雨も明け、やっぱり多くなってきました。 「カビ」の靴、バッグ! ホントに学校の義務教育に靴、カバンの保管方法を教える授業を取り入れてほしい。 特に日本は湿度も高くなるから油断してるとすぐカビます。 そのまま放置しとくと身体にも害を及ぼすし、 …

【167】お知らせ。

この1か月ほど毎日ツイッターでお知らせしていますが、 今週末7月23日(金)にT&Kとしての新店がオープン致します。 奇しくも東京オリンピックの開会式と同じ日という記憶に残る日に オープンとなります。 正確には「アロミックスタイル」というアロマ専門店…

【166】リゾート気分

梅雨も明け、本格的な夏が始まりました。 そんな暑い夏にぴったりの靴が「エスパドリーユ」です。 名前はよく聞くけどどんな靴だかよくわからない人も多いと思います。 リゾート地や夏によく履かれる靴で、 靴底はジュート(麻)を編み込んだ縄でできている…

【165】シカ

シカ(ディア)革について紹介します。 メスの鹿の革のディアスキンですが、 日本に馴染みのある素材で古くは弥生時代から武具に使われていたそうです。 特に足袋の素材として重宝されていたようです。 特徴としては、 レザーのカシミヤと言われるほど、とにか…

【164】スニーカークリーニング

ハイブランドの靴でも多いのがLouis Vuittonです。 モノグラムのものは現実的に補色して仕上げることができないのですが、 それ以外のものであれば補色できます。 ビフォー ベロの部分はモノグラムなので補色仕上げはできませんが、 つま先のスレなど、くす…

【163】ブーツクリーニング

革靴で気になるところと言えば、色落ち、色あせです。 せっかくオシャレして出かけたいのに靴が色あせていたりすると、 それだけで気持ちが下がります。 そんなブーツのビフォーアフターを紹介します。 ビフォー 少し白っぽくなっていてくすんだ印象がありま…

【162】次亜塩素酸水について

靴クリーニングの最大の強みは靴内の「除菌消臭」であると考えています。 靴表面のクリーニングであれば、専用のクリーナーも市販されていますし、 革であれば靴磨きに出してピカピカにすることができます。 でも内部まではなかなかクリーニングすることは難…

【161】あなたの靴、臭くないですか?

湿度の高い日が続きますが、お元気ですか? 同じ靴、毎日履いていませんか? 足は一番汗のかきやすい器官なので、自分が想像する10倍は汗をかいていると思ってください。 相当靴が臭っているはずです。 残念ですが、クリーニングでは革靴やスニーカーより…

【160】ヒモありかヒモなしか

靴と足をフィットさせるためにあるのが靴ひもです。 元々は脱ぎ履きのたびに靴ひもを解いて、結び直すものでした。 ですが日本では室内に入るときなど靴を脱ぐ習慣があるので、 靴ひもの結び直しが煩わしいことがあります。 近頃はひもの無いスリッポンタイ…

【159】靴の価値

靴の価値ってどこで決まると思いますか? この場合の「価値」は、希少性とか、誰か有名人が履いたモデルとかの価値ではなく、 靴自体の履き心地や安定感などの実際に履いて歩くときの「価値」です。 それは、 カカトです。 地面に接着する方の靴底のカカトで…

【158】エイ

エイ革について紹介します。 魚のエイの皮を使っており、英語ではスティングレイと言います。 またフランス語ではガルーシャといい、 エイ革をスティングレイやガルーシャと呼ぶのが一般的です。 エイ革の歴史は古く、紀元後2世紀から6世紀にかけて勃興し…