合皮の寿命は2~3年ほどと言われています。
しかもそれは「製造されてから」2~3年なので、セール品になっている合皮の製品を新品で買っても、1年も持たずにボロボロになってしまうことがあります。
実際に持ち込まれた靴で、合皮の劣化でキャンセルしたものがありましたので紹介します。
これはパンプスの中敷きをアップで撮影したものです。
ところどころボコボコしている個所があるのがわかると思います。
これはもうすでに劣化が進んでいる状態で、少し触っただけでボロボロと崩れるように剥がれていきます。
つまり今ギリギリで革の見た目を保っているという状況です。
これでは触ることもできないのでそのままお客さんにお返ししました。
パンプスや革靴のライニングだけが合皮になっているものが多くあるので、靴を履く前、脱いだ後、靴の内側をチェックする習慣をつけるとすぐに劣化にも気づくことができます。
ブランドものが中古で安くなっていて買おうと思っても、内側がボロボロになっていて履ける状態でなくなっているものもあるので、内側はチェックすると中古でも損しなくて済むかもしれません。
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