こんにちは。
クリーニングの依頼の際にたまに言われることがあります。
それは、「傷んでいますが、悪化しても構わないので洗浄してほしい」です。
正直言って、私には意味がわかりません。
傷んでいるなら、悪化しないように慎重に洗って欲しいと言われるほうが納得できます。
せっかく気に入って履いている靴が他人に渡して、状態が悪化して帰ってきたら嫌だと思うんです。
なので傷んでいてクリーニング作業することによって悪化する可能性が高い場合は悪化しても構わないと言われてもお断りしています。
我々が一番避けなければならないのは、靴をお預かりした時よりも悪化させることです。
なので一番初めに検品をして、洗うのに悪化しそうな状態では無いか、洗浄に耐える状態なのかを確認します。
前回の記事でもあったようにしばらく履かずに保管していたものが、劣化していて洗浄に耐えられる状態では無いものが多く依頼されます。
タイトルにある通り靴のクリーニングにはある程度の強度が必要です。
正直言うと全て職人たちが手作業でやっていますので傷んでいる部分に気をつけながらであれば、ほぼ全てのものはクリーニングできます。
でもそうすると靴にも無理させることにもなりますし、履いてる時に思わぬ靴のトラブルに遭う可能性もあります。
ですので傷みの激しい靴、劣化が激しい靴はキャンセルとさせていただいております。
劣化によるクリーニングのキャンセルはイコールその靴の寿命だと思ってもらって構いません。
もしキャンセルとなったら、新しい靴を買ういいタイミングだと思ってもらえると嬉しいです。
今回は以上です。
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