こんにちは。
皮を革にするために必要な工程で「鞣し」が必要ですが、その鞣しにも種類があります。
現在では化学薬品を使って殺菌消毒、防腐加工をかけるクロム鞣しが主となりますが、
古代エジプト時代からある方法でタンニン鞣しという方法があります。
タンニンとは、植物の樹皮や幹、葉、実などに含まれる成分で、柿やお茶の葉に含まれるポルフェノールの一種です。
タンニンが革の鞣しに使えると発見されたきっかけは、死んだ動物が水溜りに浸かっている状態で肉は既に腐敗していたが、皮だけが腐らずに残っていたことだったそうです。
このタンニンだけを使ってなめし処理をされたものがヌメ革です。
時間が経つとアメ色に変化していくのが特徴です。
タンニンは殺菌力が強い成分なので靴の中敷きに使うと足が臭くなりにくくなります。
スニーカーのメッシュや布の中敷よりよっぽどニオイ対策になります。
ネットでもヌメ革と検索するとたくさん出てくるので、それを今履いている靴の中敷と合わせて切ってそれを入れるだけでも変わります。
ツルッとした質感なので履き心地が変わってしまいますがニオイに悩む方はやってみてください。
今回は以上です。
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