【160】ヒモありかヒモなしか
靴と足をフィットさせるためにあるのが靴ひもです。
元々は脱ぎ履きのたびに靴ひもを解いて、結び直すものでした。
ですが日本では室内に入るときなど靴を脱ぐ習慣があるので、
靴ひもの結び直しが煩わしいことがあります。
近頃はひもの無いスリッポンタイプの靴もたくさんの種類が出ていて、
日本人の靴文化とフィットしているように見えます。
また靴ひもがない靴のほうがおしゃれに見えるという人もいますね。
パンプスやローファーなどがそうですね。
ただ、靴を選ぶときに「オシャレと健康」どちらを優先するか?
という点で選ぶ必要があると思います。
靴ひものある靴は
しっかりと足をしばりあげるので、
歩く際に足のアーチが崩れすぎるのを防いでくれます。
足のアーチが崩れたままになると外反母趾など足のトラブルに繋がります。
よくパンプスやローファーなどひものない靴を日常的に履く人は
そういったトラブルを抱えている人が多いです。
靴ひもの無い靴は自分の足に合うものを見つけるのが難しいです。
新品をはいて一発で靴擦れを起こして血だらけになってしまったという経験をした人も少なくないんじゃないでしょうか。
スリッポンタイプのスニーカーは脱ぎ履きに関しては非常に便利で持っている方も多いと思います。
ですが歩くことに関してはスリッポンタイプは足がすっぽ抜けると感じやすく、
足が抜けないように指をあげて歩くフォームになり、
いわゆる「浮き指」の状態になりやすくなります。
浮き指になることで身体のバランスが崩れ、
様々な身体のトラブルに繋がります。
ヒモの無い靴は非常に便利ですが、これだけトラブルの可能性を持っているということを知っていてほしいなと思います。
しっかり足を支えて、フィット感を高めることのできるのはひも靴にしかできないことです。
それもフィット感も自分の好みに自由に変えることもできます。
オシャレしたいときに履く「魅せる靴」
普段履きの「歩く靴」
をしっかり分けることで、自分の身体を崩すことなく生活していけると思います。
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