Q.革が濡れるとどうなりますか?
A.硬くなります。
Q.では、なぜ硬くなってしまうんでしょうか?
それは人間の肌と同じように革も考えるとわかりやすいです。
人間の肌も、ほかの哺乳類から取れる革も弱酸性でできています。
つまり、革製品の手入れも人間と同じようにしてあげるといいということです。
お風呂に長時間使っていると、手や足がぶよぶよになってしまいます。
このとき、肌に何が起こっているかというと、
水分を吸って、肌を形成する細胞の隙間に水分が入ることよって
肌がぶよぶよに柔らかく膨らんでしまいます。
肌の構造がバラバラになってしまっているということです。
また、お風呂上りは肌が乾燥しやすくなるのも
これが原因で、身体が渇いていくときに、お風呂の水分だけでなく
肌の深層にある水分まで一緒に抜けてしまいます。
なので風呂上りに肌がパサパサに乾燥することを防ぐために、
クリームや化粧水が必要になります。
これを革に置き換えると、
革も濡れると柔らかくなります。
これは人間の肌と同様で、水分が皮革構造の隙間に入り込み、
皮革構造がバラバラになります。
乾かしていくときに元々革にあった水分も一緒に抜けていくので
革を形成する細胞の一つ一つの隙間が小さくなります。
なのでどんどん硬くなっていってしまいます。
革製品が水洗いできないのはそういう理由からです。
ここで人間の肌と大きく違うのはご存じの通り革は
死んだ動物の皮を使っています。
なので手入れをしてあげないとすぐに使えなくなってしまいます。
濡れてしまったときには、
水分を抜くことも大切ですが、
乾いた後にしっかり保湿クリームや栄養を補給してあげることも大切です。
弊社では洗剤に革の栄養補給ができるように配合されているので
革靴も硬くならずに洗浄することができます。
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